しおたまこ てぬぐいの出来上がるまで1

 久々のブログーー。
夏のイラスト手ぬぐい展に向けて、手ぬぐいが出来上がる様子を
愛と感動のドキュメンタリータッチで綴っていこう。
手ぬぐいの染めを依頼したのは越後亀紺屋 藤岡染工場さんといって、新潟県の阿賀野市水原(関係ないけど三角だるまのこけしでも有名)という所に古くからある染め屋さんなんです。
出会いは、ツイッターでここのお嫁さんと知り合ったのがきっかけ。
もともと自分のデザインをファブリックにできたら。。という気持ちと、職人好きで何か職人さんに自分のデザイン作ってもらいたい!という希望もあり、実現する運びとなった。
よい出会いに感謝。ツイッターありがとう!
工程は全部手作業。手染めといいつつも「糊を落とす洗い」は機械のトコが多いけど、ここは完全に「手」で行っておりましたー。じーん、職人ラブ。
まず、型彫りといって、純正の和紙に柿渋を塗った「渋型」に彫刻刀を使って
原画どおりに、手で丁寧にくりぬく作業をいたします。
4__18siomako_020_2
拡大!思ったより、すごい忠実だ!
4__18siomako_022_2
次ぎに型と型の間の空間をつなげるためのつなぎを間引いていく作業。
_sio_thunagi_011_4
細かい作業、、効率よくまびくためにも頭も使うし、うう、肩凝りそう〜。。
この作業を、しんと静まり返った場所で集中してやってらっしゃった。
「音楽とか聴きたくなりませんか。」と聞くと
「そうやって代々ずっとやって来た」とのこと。静寂は最大限の集中力を呼ぶんだね。
身の引き締まるお言葉。。。誰だ、ポッドキャスト聞きながら仕事をしてるのは!ゴメンナサイ
そして次の工程は、「紗張り」の作業。
Sio_syabari_001_2
漆をぬりぬりしているとこだねー。
彼女は若い亀紺屋さんの職人さん。真剣な表情。でも、話している時の彼女は何をいっても笑う。もしかして自分、お笑いでもイケるんじゃないか、、って錯覚させられるほどに、笑いが絶えないSさんなのでした〜
Sio_syabari_012_2
これは余分な水分を取っている?
Sio_syabari_015_2
P1040903_4
乾かして型の出来上がり!!
次回は「染め」の工程をアップします。