「硫黄島からの手紙」を観た。
眠れないので、ここにキタ。
改めて思ったことに、戦時中は男性だけが戦地で戦っていたんだ…という事。
戦地に女性も行く時代になりつつある今、ああ、本当に昔は男と女に住み分かれていたんだなあと
ことさらに思ったのだ。
なんでそう思ったかというと、戦地にもし自分が行っていたらどう感じたか…という自問に、
常に「戦地は男限定」だったという事実があるので、
映画を観ながら、この場合女だったらこう考えなかったのかも…と、余計なことを考えてしまうのだった。
まあ、そんなことはどうでもいいことなんだけど、
漠然とした思いに、
人は(特に日本人) なぜファシズムに走る傾向にあったのか…ということ。
あと、自分は自分の中で、栗林中尉の言う、「正義」が分かってんのか!ということ。
そして人間の尊厳は、死を目前にした時にこそ、持つべき物だと思った。
死に直面した時に、恐怖の中にもだえながらも、自分の尊厳と思いやりを持てるだろうか。
今の、自分では自信が無いので、
少なからず、今日、観た映画のなかでの物語のことを、記憶にとどめていようと思う。
でも、こんな思いを日本人じゃなく、
アメリカ人の作った映画で感じさせられるというのも、複雑な気持ちなんだ…。