和紙、オリガミコラボへの道2

秋も深まって、日一日と寒さが身にしみますね

さて、前回の続き。
先日、和紙職人さんに漉いてもらった和紙がこちら!
美しい、、この上で寝たい。ゴロゴロしたい。(使い方を間違えています)
 
P1070184
 
和紙をじっと眺めていると、心が豊かになる。
なんだろう、、手間という名の愛情が
わっと集まって手を繋いでいるような感じ。
この紙の上に時間がふり積もっても変らないだろう、
普遍的でどっしりとした品格のような温かみを感じる。
 
この紙を使って何をするとお思いだね?
私は、この貴重な和紙を使ってオリジナルのカレンダーを作りたい
と思いました。
 
ぜいたく〜、ぜいたく〜。
そう、贅沢だ。
わたくし、浴びるほど心の贅沢をしてよ。
どうせ、贅沢をするのなら
イラストの載せ方にもこだわるしかない、、と
半ばちょっとアドレナリンが過剰噴出しながら
考えた私が出した方法とは、、
 
「活版印刷〜!」(若本規夫の声で)
 
 
やはりそれしか、あるまいて。
贅沢三昧だ、私、オリジナルグッズ制作界のマリー・アントワネットになります。

あの和紙の降り積もったふかふか断面に、活版の版が押し当てられる事に
よっておこるエンボス感を想像するだけで、萌え死にしそうになる。

人間いつ死ぬかわからない、やっておきたいと思った事は
即実行するべきだろう。

市場販売価格は相当の値段になる事はいた仕方ないが
これは私の作品+絶滅危惧種の文化技術と技法価値
とお考えいただければ、納得していただけるのではないだろうか。


そこで、赴きました。
担当の営業の方たが、お話をじっくりと聞いてくださって、協力をしてくださるとおっしゃっていただいたときは本当に嬉しかった。ありがたいです。。

さすが“企画とデザインで人生を変える新潟の印刷屋”だ。
カレンダーもアイデア出しや、試作まで行っていただいて
頼りになることこの上ないのだ。
確かに人生が変わるかもしれないと思わせるぞ。。

幾度かの打ち合わせを重ね、印刷では、機械の方を見せていただくことになった。
これが活版印刷機。
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P1070191
昭和40年代のものだそう、、、
壊れたらもう部品がないそうで、リニューアルも新しいものも購入するつもりはないとのこと。。
これがラス1。

心の中の私全員が「そんな〜〜!!」と叫んでいた。
今、目まぐるしく変る時代の中で廃れようとしている
古い生活文化技術にもう少し、目を向けてたい。
その時代の中に潜んでいる空気を残していくことは本当の意味で贅沢な事だ。
時代に逆行する事ではなく、今をより豊かにするための選択肢を増やすのだ。


重い空気を払拭するように「私なんかは、まだまだ未熟で。。」
と若い担当の方たが透明な声ではにかんで応えた。
この人もハニカム構造(蜂の巣構造の方ではなく)を持ってるな。。
と以前出会った和紙工房で働いている女子をぼんやり思い浮かべていた。
なかなか持てないよ、はにかみ力は。。


印刷機に話しもどりますが、すごい音です。
シャンガラシャンガラ。。
これぞ、昭和ファクトリーの醍醐味。

子供の頃読んだ「機関車やえもん」を思いだした。
このでっかい音は、まだまだ働けるぞ、と怒ってるんだ、きっと。

版は特殊な感光樹脂を使っている。
これも今ある原料が無くなり次第終わり。
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私はインクの濃さについてあれやこれやと話、試し刷りをしていただいて
納得して、担当の工員さんに印刷をお願いした。
その後、この活版印刷機が新潟市近辺では最後の一台になるのかな、、
と少し淋しく思いながら、
シャンガラシャンガラ音を背中に受けてここを後にした。

出来上りましたら、ご連絡しますね。
と頼れる営業の方がおっしゃった。
「ありがとうございます、楽しみです!」
ああ、緊張する。
出来栄えはいかに。。

のっかてるイラスト自体が、いったいどうなのよ。。
と突っ込まれる幻聴が響く。

大丈夫、紙と印刷がすばらしくいいからw。

次回は、いよいよ出来上りをアップします!