靴づくりのナマカ達

うれしいことがあった。
学生時代からの友人とその仕事先の方達と呑んだ。
彼女ともう一人の女性のやってるシューズブランド「エテルノ」が、依頼している靴の工場に
検品に来ているというので、私もそこまで(山形)足をのばしたんだ。
映画の「キンキーブーツ」を観ていたので、工場の見学は感激もひとしおだった。
何よりも、そこで働いている人たちが気さくで温かい感じがして、働くっていいな〜って自然に思えた。
そこで、出会った人たち、
また私の友人と靴職人さんたちの関係が魅力的なのだ〜〜コレガ!
仕事はひとりじゃできないし、私もその一体感のようなものを感じる時はあるけど
彼らは本当にうらやましくなるような信頼感を作ってるんだ。
彼女(友人)のモノづくりの根っこの部分は、作る靴について、自分がすきかきらいかだ。
でも実際、彼女達の靴は市場にちゃんと出ていて、かつ、トレンドを引っ張っている。
職人さんとホルモン&日本酒を交わしながら、すきな靴について楽しげに話す空気がとても
気持ちよくて、居心地よかった。
心がす〜〜っとするっていうか、熱くなる!でもなく…なんていうか、
励まされ、癒される感じ。
彼らは、もし泉で斧を落としても、ぜったい金の斧とは言わない、言えない。
ていうかほっとくと、「あ、拾うの悪いからから斧はいらないです」とか言い出しそうな感じだ。
前は自分を上手くアピったり、エネルギッシュでアグレッシブなことをすごいな、
、やるね〜〜とか思ったりしてた。
すごいだろカード みたいなものを次々にこっちに見せてくるやり方っていうか…
それって、商業ベース前提であって、メジャーになるのが到達地点なのかもいれない。
そういうのも、もちろん大切なんだろうよ。
すき、嫌い、自分が気持ちいいか悪いかで物を考えられる前提には、
ある程度の社規状況の認識や一定以上のレベルの技術、知識があるべきなのかもしれないけど、
少なくともその考え方の根本には、損得はどこ探してもないような気がする。
作るのがたのしい、そこに尽きるっていうか…すごい人たちだと思います。
またホルモン屋誘ってください。