毎年春と秋に新潟の越前浜というところで行われている
「浜メグリ」に行ってきた!
越前浜という地域の歴史は、戦国武将・朝倉義景が
織田勢から逃げて、越前浜を終の住み処としたところから始まるらしい。
立派なお庭を持つ旧家のお屋敷が多い。
丘陵地にさくらが咲き誇り、近くには海がありと、とっても素敵な所だった。
そこにある昔ながらの自然や旧家を利用していろいろなアーティスト、クリエーターたちが
作品を発表したり、パフォーマンスしたりするのだ。
旧家(普通のおうち)だから靴を脱いで「お邪魔しまーす」ってな感じで出入りする。。
そしたらその奥の畳の部屋に、現代的な作家の作品がキレイに並べられたりしているのだ。
おもしろ〜い。
集落の地図を片手に、屋号のついたお家をめぐっていくのだけども
その道すがらの景色もすごく牧歌的でエエ感じです。
めぐってる行為自体が楽しいんだよね〜
行く先々での作家さんとの会話も楽しい!
囲炉裏があるお家に住んでる作家さんとかが
「囲炉裏でおもち焼くと美味いんですよね〜
でも、結局、チンする方が早い。
味を選ぶか、お腹の空き加減を選ぶかによって決まるみたいなとこありますよね〜 笑」
なんていう、何気ない会話がすき。
なにしろ、みんな楽しんでるのがいい!!
また秋も浜めぐろ〜!!
今週末26日までやっているので、行ってみてはいかがでしょうか。。
※写真はえらくノスタルジックになってます。
フィッシャー・キングの感想
映画「フィッシャー・キング」を見た。
ビデオ屋さんでふと手に取った作品なんだけど、メタメタよかった。
監督は「未来世紀ブラジル」のテリー・ギリアム。
人は誰でも、自分の中に少なからず問題を抱えているもんだ。
自分の不完全さに悩み、少しでもその悩みから開放されたいと、もがく。
追っても追ってもそこに答えは無く、欠落した部分は不毛なままだ。
追うのに疲れ果て絶望したある時、欠落しているものを埋めてくれる人が隣にいることに気がつく。
しかしその人も、何かを追い求め、相手(自分)のことを必要としていたのだ。
自分自身では欠陥としかいいようのない部分が、相手にとっては一筋の光明になることもあるんだ。
でも、そんな必然的な相関関係をほとんどの人は気がついていない。
気づけばもっと人間て生きやすいのかもな〜
でも気づけないから、面白いのかもな〜
って、そんなふうに私は感じた。
映画中では、難アリの登場人物たちのその相関関係が幾重にもかさなって、
最悪の状況から相手を想い行動することによって自分も救われていき
すばらしいエンディングに繋がっていく。
深い大人のファンタジーだった。
1991年の映画。出会えてよかった!
歌集「かばん」の思い出
2008年度の短歌歌集 ※「かばん」
の表紙デザイン、イラストの仕事が先月で終了した。
※「かばん」 歌人集団かばんの会 が毎月発行している歌集
この「かばん」との出会いは、私がバッグの作品展示会を田町でしていた時、
ふらりと通りかかったお客さんとの出会いからだった。
「おもしろい作品ですね」と声をかけて下さり、一点バッグをお買い上げ下さった。
月日は流れ、しばらくしてからのある日、
そのお客さんであった方(柳谷あゆみさん。その年の「かばん」の編集人)からお電話。
その時、歌集の表紙デザインの依頼のお話をいただいたのだ
まさに鞄(バッグ)が取り持つ“かばん”の縁!!
うれしかった。
短歌には何の知識もなかったけれど、毎月送られてくる歌集を読むウチに
わずか36文字上に展開されるドラマにどんどんハマってしまった。
そのうち、名前を見なくてもこの作品は誰のものだな、とか、お気に入りさんとかも
少しずつ出てきた。
声をかけて下さった編集人の柳谷さんとは、
表紙の入稿のやり取りメールをしあう内、意気投合して今年の7月には短歌とイラストの
コラボ展を開く運びになった!
表紙デザイン、イラストの仕事が先月で終了したのは、とってもさみしいけれど、
「かばん」を通しての新たな展開が、今とてもとてもうれしい。
短歌とイラストのコラボ。。。楽しんで制作したい!!
4月号から3月号までの「かばん」表紙イラストをサイドバー(左横だよ〜)
にアップしているので見てみてくださいね〜
エエモン
我が家では、おやつ系の食べ物のことを“エエモン”と呼んでいる。
おやつのコーナの引き出しをごそごそしながら
「なんか、ええもんないかな〜」というのが、語源。
電話でこれから家に帰ってくる人に
「エエモンよろしくです」とお願いしたりする。
そうすると、「はいよ〜、エエモンねー」と返事が返るという仕組み。
エエモンは家族の手厳しい評価を受ける。
おいしく、甘系と辛系が程よくあり、最近の新しい流れを押さえつつ
定番のも押さえておかないとイケない。
その基準をいちじるしく下回っているエエモンには
「ええ〜〜〜〜〜〜っ?」という避難の色を含んだ冷たい反応が待っている。
「ひとっつも、エエモンがないよ!!」
と、6歳と7歳の男の子に悲しい避難目線で抗議される。
エエモン選びは、夫が格段に上手い。
新しい物好きなのだ。
私は、保守派で子供の頃から好きだったものをついつい買ってしまうので
それがエエモン力のなさの原因なんでしょうよ。
関係ないけど、「株式会社エエモン」っていうのを見つけた。
車のタイヤ交換のジャッキとかのセットを作っている会社だ。
家族皆で「おぉ〜」と親しみを込めてそのロゴを眺めた。。。
マズイこと
いきなりですが、
知らないものを知る時に喜びを感じる人は、真の知的人だと思う。
「面白〜い!」と、一見何でもなさそうなことに
反応する人に、すごく好意をもってしまう。
おおっ、何を見いだしたか!?と思う。
自分のフィルターにいちいち通さず、そのもののあるがままを受け入れてる、、
わたしなんか、新しい世界を知れば知るほど、
今までの自分のオリジナリティーを
細切れにして端から捨ててしまうことになるんじゃないかしら。。
と、ほんの少ししり込みしてしまう。
新しく出会った物の中にも自分の共通点をなぞり、
喜んでいたいのだ。
あるいは、知りたい所だけしか見ようとしない。
でもなんか最近、それってマズイかも。。と限界を感じてる。
共感できないだろうと思い込んでいる中にこそ、自分を広げてくれる何かが
あるような気がしている。
これから、そんな出会いがあるとうれしいな
自分はどこまで変われるかな
冬冬冬冬冬冬冬冬冬春春 くらいな季節
ほんのかすかだけれど、体が半分以上獣の私には、、わかる。。
春が来ていると、、。
まだ風の中にも冷たさが厳しく、かすかな芽吹きの匂いも感じられない。
けど、春は来ている。
日差しが違うのだ。太陽の高さというか、、差し込んでくる日差しが
春の位置になって来てる。 来てるでっ。
北陸の小さな田舎に住んでいるので、冬の寒さは厳しい。
だからこそ、春の訪れには皆敏感なのだ。
この土地の春はすばらしい!(と、思う)
なぜなら、春の訪れを楽しみたくてご近所の皆さんが畑に色とりどりの
花を植えるので、それが満開になった時は
「平和〜〜!ピース、ピース!!人類皆兄弟!!」
と叫びたくなるほどさ。
しかし、、それと同時に私の眼には
何万個という花粉の微粒子が進入して行くのだった。
(一気に、気分は冬へ逆もどり)
早めに、お医者さん行って、目薬もらってこよ〜〜っと。
2009年も明けましておめでとうございます
[E:fuji]今年もよろしくお願いいたします。
あっという間に、年あけて1週間たちました。
この調子じゃ、この一年もあっという間なんだろな。。
世間は不況の荒らし。。
この波がいつ、仕事に影響してくるか、、、コワィ!
しかし、仕事がなくてヒマになったら、じっくりと
制作活動でもしよう、と思っている。
展示会とかはじめたら、あー、仕事なくなってきたな〜
と思って下さい。w
あ〜、はやく解散・総選挙してほしい。
もう、社会の空気が鬱屈してて、換気してないぬるたい部屋みたいになってる。
花粉の時期までひっぱってたら、どこかで誰かが暴発しちゃうだろうなー
でも、高度な技術を持ってる中小企業は不況のなかでもがんばっているらしい。
やっぱり、国に頼ってないで、自分の足もとを見直さないとだ。フンガー!
グループ展の作品アップしました
クリスマス グループ展のご案内
はじめて地元で展覧会に参加することになった。
デビューギャラリーは長岡市にあるギャラリーmu・an さん。
まだ出来て間もなく、カフェが隣接されてる
あたたかげな、素敵なところなのだ。
友人の流木作家のさいとうようこさんの展覧会に行ったら
「あなたもやってみない?」と軽い感じで(笑 オーナーさんから
お誘いされたので、ではでは〜と軽い感じで引き受けてしまったのだった。
クリスマス・くりすます ─ 十二月の小さな造形作品展 ─
会期終了後、作品アップします。