こけしっちゃいます

また、病気の発作が起こっている。
次ぎにやりたいこと、、それはこけし作り。
というか、こけしの絵付け。
すごいこけしが好きな訳ではなかった。
どっちかいうと、こけしのあの暗い目と
なんともいえない笑いがどーもニガテで、
じっと観ていると「ばかにしとんか!」といいたくなる。
横サイドのちょろっと毛もそれは必要あるかしらね、、と言いたい。
こけしブームといえどもいきなりあの表情を受け入れるココロの広さは私にはない。
子供の頃も、人形遊びの時、フランス系の華やか金髪人形は当然主役級。そのヨコで実直な感じで突っ立っているこけしは
「地味以外の何ものでもない」という理由からあっさり、お手伝いさん役。
それも、きわめて辛抱強くおとなしいキャラ設定。
Xkmg3
しかし、こけしファンからすると何も解ってない、
職人からすればそれこそ「ばかにしとんか!」である。
そう、、わたしはこけしをなんもわかっていないヒューマン・ビーイングだった。
今私はあの、立体だけど限りなくシンプルな最低限人形なあの形になんとも惹かれる。
あの限定されたフォルムの中に、きみはどんな風なこけしを魅せてくれるの?
と問いかけられてる気がしてくる。
twitterで、あるフォロワーさんから「しおたさん、民芸合いますよ」って言われたり
マトリョーシカと日本の入れ子だるまが繋がってるという話しを聞いたりで
大衆民芸人形への魅力はどんどん繋がって、今ではもりもりとこけし型のえのきが私の心には生えている。(キモ)
なのでまたここで、こけしを完成させるまでの様子を残していこうと思うよ。
今は、福島県のいわき市にあるこけし職人さんにこけしの見積りを出していただいている所である。
多分、本職の方だろうから安くはないだろうな。。
こけし製作現場ルポもやりたいと思います!
しおた、こけしっちゃいます!(ウルサイ


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信じること

次男が私を悩ませている。。
自分の子ながら、こんな人見たことない
と思う。
友達の男の子が彼を他の人に紹介する時に言っていたのは
「すっごく頭悪いんだけど、、なんというか〜、、ある部分だけすっごく頭イイです」
バカボンパパ、プーさん、寅さん、ミスタービーン、
山下清、水木しげるをシェイクしたような感じ、、。
すごくわかりやすくて、わかりにくい。  愛すべき男。
次男は毎日毎日何かのペナルティーで担任の先生から立たされている。
今日も立たされたらしい。。
(先生はすごくまじめな良い方で、どうにか、まっとうにしてやろうと取り組んで下さっている。
ありがたい、、、)
でも先生は知らない、、彼には羞恥心がないことを。。
先生は自分が「立たされる」って行為は死ぬほど屈辱なんだろうけど、
次男には全くもって効果はないんだよな~。。
「先生今日こわいな」くらいなものである。
でも、先生のお考えもわかります。
人に迷惑を掛けたら、“反省した事実”を見せなくてはならない。
それも、公に。それが“人前で立たされる”という行為なのだ。
でも、自分もそうだけど反省って人から促されても分らない、自分の腑に落ちなければ芯から理解したことにはならない。
本当はみんなそうなんだと思う。
挨拶をしましょう。先生に敬語を使いましょう。
便宜上、分るフリしてなきゃいろいろ面倒くさいので理屈抜きで修正、書き換え、習慣化させる。
それが、すんなり入る子供はいわゆる「手のかからない、よく物事が解る子」とされ、多くの方から好かれ、安心と平和をもたらす。私もスキだ、けっこう三男がそうだし。
次男の一番手を焼く理由は、なんで修正をしなきゃいけないかが、よく解かっていない所にある。
毎回学校にいくと先生に呼び出しだ。。
「怒られてもまったく腑に落ちてないですが、能天気に生きてます!!」
フラフラ走る次男の背中にそのセリフが見えるようだ。
これを親が言ってしまうのはどうかと思うけど、本当ピュアバカなのだ。リアルバカボンパパだ。賛成の反対なのだ!
人は次男の名前を聞いた時、楽しい想い出を思い出したような癒された表情になる、、。でも、私は怒ってばかりでバカボンのママにはなれないでいる。。
ある日「お母さんの子供時代、なんのお菓子が一番好きだった?」
と聞いてきた。「チョコかな~。特に、病気の時にお父さんが買ってきてくれた“森永ハイクラウン”が、最高だった」というと、
目をキラキラさせて
「お父さん、どうやって渡した?」「食べた時のそのお味は?」「どう思った?」
私は細かくその時の様子を話をした。次男はじっと聞いていた。
私もなんだかそんな話しがすごく楽しかった。癒された。
しばらくして、私が病気で休んでいた時に寝ている枕元に来て、
何を持ってきたのかと思えば、
「森永ハイクラウンはもう売ってないんだってさ。キットカットは少しだけ形が似てるから。」といってチョコを渡して去っていった。
落語に出てくる与太郎みたいに、石を跨ぐと忘れるくせに、
いつもいつも連絡帳に書いてあることは忘れるくせに、
チョコの話ししたこと忘れてなかったし、ハイクラウンって名前も忘れてなかった!
お店の人にハイクラウンありますかって聞いたに違いない。
なんだかうれしくて、追いかけていって、病気うつすのもわすれてぎゅううう抱きしめた。
私が次男と同じ歳だった時に、担任の先生が次の学年に上る時「内緒だよ」と言って24色のクーピー色鉛筆をくれた。
私も次男と同じように先生には手を掛けさせていた(血だな)ので、
いつも怒ってる先生がこんなものをくれるなんて、どうしてだろう?、、と正直驚いた。
先生は「君の中の想いをこれでいっぱい表現して下さい」みたいなこと言ってくれたと思う。
その言葉の内容は幼い私の胸にすごい勢いでバスコーンと響いた。
言葉の中に、私のことを肯定して、理解してくれてると感じたからだと思う。
当時の先生と同年代になった今、先生の言葉を今度は子供に伝えたいと思った。
「今,先生の言ったっことがすごく腑に落ちています!」と天国にいる先生に言いたい。
この話を次男にして、「あなたは自分の中に数え切れないほどのクーピーの色数をもってるよ!いろんな色で皆に負けないくらいキレイ」といったら、次男の目からぽろり涙。
次男はまわりについていけなくて、自信が無くなってたのかもしれない、、。
これからも彼はきっと立たされ続けるだろう。
細かいことに腑に落ちない思いをしながら、、
でもいつかきっと、時間はかかるだろうけど、
自分の才能とはこういうことだったのだということが
“腑に落ちた”と思ってくれる時がくると信じている。
時にアマゾネスのように、時にバカボンママのように、
今を楽しみながら一緒に歩いていきたい。


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